覚書 ―断熱1―
はじめに
確実に伝えたいことは
ということです。
専門家の中では予算と法律、材料性能のバランスで
しかし!!個人のDIYはお手頃価格で手に入るもので行われがちです。断熱の敵は太陽や地球の気候というビックな奴らなのです。
失敗すると、お金をかけた割に冬寒く、夏暑い+後から直すゴミ処理代+作業時間+表面の仕上げやり直し…となし崩し的に費用が膨らみます。
後から「こんなんだったら…」は切ないです。
幸い、現代はネット通販でかなりの種類の材料が手に入るようになっています。
という事で、私のようn…後悔の無い材料選びの参考になるものにしたいと思います。
ちなみに、車庫の壁/天井の断熱材はチクチクしない高性能グラスウールの「アクリア」16K105mm厚を使用することにしました。(天井が105mm厚は笑われそうですが通気層に期待しつつ天井高を優先しました)
ホームセンターなどでも様々な取り扱いがありますが、金額で選ぶのは危険です。というのは
このように金額が高く能力の低い商品が売り物になっている理由は【使途】です。
ざっとまとめます。
耐水性や厚さの要件などによります。
見るのが面倒な場合は上の、「用途」に合わせてもらえれば大丈夫だと思います。
最低限度の特徴なので、変わったものを作りたいときはこの辺りを考えてみてください。
発泡スチロールの「加工性」については、直線カットなど精度が出しにくい部分を鑑みての評価です。
発泡ウレタンはどこでもと書きましたが、水中などの特殊現場では使用出来ませんのでご注意ください。
密着性の高い発泡スチロールだと思ってください。
やはり、一般に使いにくいものや単価の高いもの等は売れないせいか少ないようです。
DIYの断熱材はグラスウールが無難なのかもしれませんね。
グラスウール/ブローは粉塵や微小繊維などに注意が必要です。
発泡系は基本的に可燃性を持っているため、火気に注意が必要です。
(「復興公営住宅標準」「長期優良住宅」の壁性能を満たす場合、グラスウール10Kなら
おそらく住宅で最も使用されている断熱材です。
DIYの人にとっても普及率の高い材料は安く手に入れやすいです。
この
そのまとめ加減(密度)が【10K】と書いていたものです。
この
寒冷地でない住宅の断熱ならば24Kで105mm厚は高級な設えに感じます。(詳しくは次の断熱2にて)
それ以上は音関係など特殊な要件で使用するものだと思います。
・水分を含むと断熱効果が激減
・壁の中で重力に従って下がってくる
・室内側【防湿、防水】室外側【
・普通ゴミで捨てられない(産業廃棄物)
・舞う→刺さる→かゆい→お湯ですすぐまでかゆい
こちらもホームセンターでよく見る断熱材です。
流通するのは
よく見るのは青色のダウ化成“スタイロフォーム”じゃないかと思います。(カネライトフォームも見るかも)
ここはどうしても土があるので水分に強い必要があります。また、床は水平方向なのでグラスウールでは垂れてしまい固さが必要です。
最近では繊維コーティングされたグラスウールを使用したりもするようなので曖昧になってきてますね。
1種、2種それぞれ1号、2号等ありますが個人が選んで入手するのは難しいように感じます。(私感です)
性能についてはグラスウール10Kより断熱能力が良いです。(先ほどの基準値110mm→90mm、165mm→135mmで満たす事が出来る性能です。)
ちなみに1種<2種で性能差があります。
きれいな整形に埋め込む場合等は施工性がよく打ち付けの固定が出来ない部分等に有利です。金属柱間に埋める場合は柱も覆わないと結露を悪化させます。(熱橋、ヒートブリッジ)
実のところ発泡スチロール系は今回ほとんど使用しなかった(失敗はしました)のであまり勉強しておりません。素晴らしい部分はたくさんあるものと思いますが犬小屋に仕込んだときが関心のピークだったように思います。
という事で、少し異なる視点もふまえて良い所は、
・自立単独整形が可能
↓
模型製作に便利
↓
DIY保冷庫つくりに便利
…ぐらいしか出てきませんでしたorz
ブロー系については車庫天井に懐(天井裏スペース)が無く、天井高もギリギリだった為、早々に断念したものです。
施工はスポット送風機のようなもの(送風口がホース状のもの)で点検口から天井裏に吹き込みます。
人が直接敷き込む方法も見かけたように思います。
敷き込み厚さは210mm以上(寒冷地300mm以上)と壁と比べて厚くする必要があり、それだけ重要という事でもあります。
使途が住宅等の場合天井(又は屋根)の断熱はしっかりと検討する事をオススメします。
最近ではホームセンターでスプレー缶に入ったものを見かけるようになりました。ページ上部の【使途】でまとめた中では最も優れた材料のように感じた方も多いと思います。
実際にも
…と、ここまでは誰でも選びたくなるものですね。でも少ないのは、
ホームセンターの一般用でさえ、一回使い切りで、少し時間を置く場合はから吹きしておかないと発泡して使えなくなってしまいます。
DIYリフォームでない場合は予算が許せば検討するのもアリかも知れません。
次は