天井
天井の断熱・防音工事!!
天井は日光の熱を直接受ける部分のため、入念な対策が必要となります。
ですが分厚い断熱層を設けた場合この車庫は天井高が基準法に抵触しそうだったので、“通気層+断熱材”という方法をとりました。
通気層は屋根のすぐ下に設置し屋根の勾配と温かい空気が上昇するという性質を活かします。
屋根が太陽や外気から受けた熱は外側から順に伝わります。通気のメリットはその途中の空気を別の空気と交換出来る事です。
断熱材はその字のとおり伝わりにくくするものですが、通気はいわば「冷却」になるので今回の場合は有効だろうと判断しました。
早速枠組みです。通気層の向きは「低い方から高い方」ですので新たに板を増やしています。(最初の天井から14センチくらい天井が低くなります。)
板の間隔は断熱材に合わせてあります。だいたいの材料において430mmとかそれぐらいの規格になってますので作業性を考えても規格寸法で設計した方がかなり楽になります。
これが通気層を確保する材料です。(商品名は風通し銀次郎だったと思います。)これを入れてやればちょっと押されたくらいでは通気層がつぶれません。
ここは後からなおすと面倒で、お金がかかる部分だったので投資しました。
これの貼り方はというと折り曲げて両端をタッカーで止めるという簡単なものです。
が!!必ず天井の高い位置にあるものが上(屋根側)になるように重ねてください。これは万が一通気層に雨水等が入り込んだ場合に天井内での雨漏りを防ぐ為です(あくまで少量に限りますが)。間違うと一カ所に水が集まって周辺を腐らせかねませんのでご注意ください!
さて、今度は断熱材をつめていきます。今回は高性能グラスウール(アクリアウール16K105mm厚)を使用しました。ある程度固さがあれば写真のように止めずともスッポリはまって落ちてきません。
一人で作業する場合すごく助かります。
手前に見えている透明のシートは“防湿シート”です。今回のグラスウールは自由にカットしたり変形させるのが楽なんですが防湿のフィルムが無いため、購入必須になります。なぜ必要かは「-覚書-気密について」をご参照ください。
どんどん詰めていきます。この辺りは短時間で見た目が変化するので作業もたのしいです。
詰め終わったらシートで覆っていきます。終わるまでずっと上向きの作業で腰やら肩やらが悲鳴をあげます。出来れば天井の作業は2人以上で行う事を経験上お勧めします。
それが終わったあと表面に“ケイ酸カルシウムボード”を打ち付けてます。
この後はシーラーを塗って、パテで隙間を埋めて、シーラー塗って、塗装またはクロスを貼る形で完成させたいと思います。
それは出来次第改めて書くようにします。
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